
器楽の授業でカトカトーンを活用する
カトカトーンは、創作・音楽づくり以外の場面でも活躍します。
メトロノーム機能を使うと、子どもの声で「1、2、3、4!」と正しいテンポでカウントしてくれます。また、曲のテンポ(BPM)を自由に変化させることも可能です。
これらの機能を活用すれば、器楽の授業にも役立ちます。 例えば、左の図ではギターの授業で演奏する「マリーゴールド」のサビ部分をハ長調にアレンジしたものを示しています。このデータを使って練習すれば、より楽しく取り組めるでしょう。
さらに、カトカトーンを活用することで、先生がピアノを弾いたり、手や打楽器でリズムを取ったり、大きな声で指示を出したりする必要がなくなります。
最初はゆっくりと練習し、少しずつ原曲のテンポに近づけていく過程は、とても楽しいものです。実技テストの際にも、そのまま活用できるでしょう。

鑑賞の授業で活用する
鑑賞の授業でもカトカトーンを活用できます。
カトカトーンで入力した音はMP3形式で出力できるため、授業やテストで「耳を使った課題」を出すことが可能です。
右の図では、カトカトーンで作成したMP3ファイルを、問題文と組み合わせて動画にし、それをMicrosoft Formsで出題しています。このような手法を取り入れることで、視聴覚を活用した学習が実現できます。
カトカトーンを使った授業づくりに慣れると、より自由度の高い音楽の授業を実践できるようになるでしょう。

カトカトーンの授業を「カトカトーンと社会編」「おんがくのつくりかた編」「器楽・鑑賞での活用編」に分けて解説しました。カトカトーンに関する講座なども行っています。実際の動画や楽譜、実技テストの様子などもお見せすることもできます。さらに詳細をお聞きになりたい場合にはお問い合わせからお願いします。