
音楽の授業を充実させよう
Music Class

どんな曲がいいのだろう?
まず大切なのが魅力的な教材です。
FのバレーコードはFM7に置き換えることを前提としましょう。どんな曲でもハ長調やト長調に置き換えて弾くと良いでしょう。慣れてきたらカポタストで原曲のキーで楽しむこともできます。ギターで弾くイメージのある曲を普段から探しておきます。慣れてくると子どもから「この曲授業でやりたいです!」と言って来てくれますよ。
授業では基本的にはサビだけを練習します。メロディーも覚えやすいですし、コード進行も比較的Aメロなどに比べてシンプルなパターンが多いのです。このページでは「マリーゴールド」を用いてどのように授業の準備をするかを解説します。
Cから始まる弾きやすい曲を選ぶ
このページでは「マリーゴールド」を用いてどのように授業の準備をするかを解説します。1年生ではC 、G、Amをつかった「マリーゴールド」、2年生・3年生では1年生で学んだコードに加えてDを使う「クリスマスソング」や「魔法の絨毯」がおすすめです。
楽譜をつくる
マリーゴールドの楽譜と動画を作ります。KeyはC。まずはMuseScore 4を用いて楽譜を書きます。こちらは無料のソフトですのでとてもおすすめです。
そのままでもよいのですが、私はその後にコードの部分にコード符を添付しています(Adobe Illustratorを使用)。見やすさはとても重要な要素ですが、こだわりすぎて授業ができなくてもいけません。思い切って市販の楽譜を使っても良いと思います。
ここにどなたでも使いやすいコード符を公開しておきます。著作権は気にせずお使いください。大きく印刷をして、音楽室に貼ったりすることもできます。わからない子どもには「左手でみどりを押さえる」という指示で大体理解できます。自作の前はMusiccaのを使っていました。Musiccaにはバーチャルギターもあります。音階の説明などで活用できるでしょう。



楽譜づくりのポイント
基本的にKeyはCかGで作ります。ここではICT を用いて作成しますが、アナログで作ることも問題ありません。動画もYoutubeなどのギター練習動画が有効に活用できればそれでも良い場合もあります。
マリーゴールドの授業で活用できる動画の例:https://www.youtube.com/watch?v=ZQ54VQ3UvG0

動画を作成するときは?
ここではFinal Cut Proを使って練習動画を作っています。教師が模範演奏した動画を収録し、コードの表を大きく重ねます。ピアノに教師がついたり手を叩く必要がないのでおすすめの方法です。
バックの音楽にベースやドラムが欲しくなりますよね。その時はカトカトーンを使って作成します。ドラムのカウントから作成し、サビをCのキーで作成してMP3で出力します。もちろんより良い音で作りたくなってきたらlogicやcubaseなども考えられるでしょう。DAWが扱えるようになると期末試験などの放送問題を気軽に作ることが可能になります。どこかの1小節だけを聴かせたりすることも容易です。音楽的な思考力や判断力は聴いて判断することから生まれます。ぜひ挑戦してください。
カトカトーンなどを使うとテンポ(ポップスではBPM)の変更が可能です。授業ではゆっくりと練習してだんだんと原曲のテンポの近づけることができます。CDでの速さの調整よりも音質の劣化がなくスマートに使えるためおすすめの方法です。

ギターをレンタルして並べよう
ギターを購入かレンタルしましょう。1年に3本ずつ買ってもらうなどして徐々に増やす手段もあります。足りない分はレンタルが可能です。なるべく1人1本が望ましいです。2人組で1本のギターを使う協働的な学習も試しましたがあまりうまくいきませんでした。
ヴァイオリンの場合には授業ごとにしまわせていますが、ギターの時にはスタンドや机の上に置いたままで使っています。ギターは比較的壊れにくい楽器ですのでこれでも大丈夫です。
- チューニングはどうしていますか?
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授業前にギターを出して練習してもよいことにしています。授業前に弾いていて「あれっ?」と感じた生徒は私の前に列を作っています。チューナーのアプリやKORGのチューナーなどを使って合わせます。1日に30回くらいチューニングするかもしれませんね。
おすすめのアプリ:GuiterTuna